兄弟姉妹デュオがDIMOSの経営を引き継ぐ
国際的な家族経営企業の次世代が経営トップに就任
ペータースベルクに拠点を置くDIMOS Maschinenbau GmbHは、国際的に展開するファミリー企業の第二世代への経営承継を開始しました。2023年1月1日付で、ミシェル・ボール(Michelle Bohl)とパスカル・シュッツ(Pascal Schütz)の兄弟姉妹が、ハナ・シュッツ(Hanna Schütz)とアルフレッド・シュッツ(Alfred Schütz)から経営を引き継ぎました。彼らは1993年からディーター・モドレー(Dieter Modrey)と共に会社を築き上げ、フォークリフト業界における有数のニッチメーカーへと成長させてきました。この経営交代は、DIMOSの創立30周年にあたる節目の年に行われるものであり、現在では従業員数105名を擁し、ドバイに支社を展開しています。
小ロット生産のフォークリフトおよび特殊機械メーカーとして国際的に活動するDIMOSでは、経営陣に変化が訪れました。これまで経営を担ってきたハナ・シュッツとアルフレッド・シュッツは、次世代にバトンを渡します。ミシェル・ボールとパスカル・シュッツの兄弟姉妹は長年にわたり家族経営に携わり、会社と共に成長してきました。2011年に国際経営の修士号を取得したミシェルが入社し、2012年には機械工学の開発・設計を専攻したパスカル氏も正式にDIMOSの業務を担当するようになりました。そして2023年1月1日、両氏は経営の次のステップを踏み出し、DIMOSの経営を共同で引き継ぎ、企業の成功物語を継続しています。特にここ3年間の成長が顕著で、DIMOSは規模を拡大し、製品の生産能力や従業員数を3倍に増やし、新たな事業分野を開拓しました。これには無人搬送システム(AGV)、重量物輸送システム、小ロット生産、さらにはエアカーゴ産業向けのソリューション開発が含まれます。また、2022年にはドバイに支社を開設し、アラブ首長国連邦での事業を本格的に展開しています。
チームワークを最優先に
新たに経営を担う二人の取締役が、すでに数年間にわたり共に会社で働き、互いに補い合っていることは、今後の課題に対する大きな強みだと述べています。彼らが特に重視しているのは、DIMOSの現在の成長を持続可能なものとし、社内のプロセスを安定化させることで、危機時やそれに伴う市場状況にもより適切に対応できる体制を作ることです。「この責任を引き継ぐことを楽しみにすると同時に、健全な敬意を持って取り組みたいと考えています。また、戦略的パートナーとのさらなる協力関係を築き、重要なシナジー効果を生み出しながら、国際的な販売網の拡大を図りたいと思います。」とミシェル・ボールは語ります。DIMOSは長らく準備してきた経営交代を前向きに捉えており、新しい世代の活躍に期待しています。ミシェル・ボールとパスカル・シュッツは、継続的な企業成長に合わせて組織体制を柔軟に調整し、今後も安定したパートナーかつ雇用者であり続けることを目指しています。「私たちは両親から、今日の企業文化の基盤となる価値観を教わりました。勇気、結束、情熱、責任感、誠実さ、会社への信頼、そして忍耐力です。DIMOSを私たちの手に託してくれた両親に感謝しています。最大のモチベーションは、会社と従業員を安定的かつ成功に導くことです。」とパスカル・シュッツは述べています。
これまで経営を務めてきたハナ・シュッツとアルフレッド・シュッツは、世代交代を歓迎しています。1993年の創業以来、今回が初めての経営者交代となります。DIMOSについての詳細はこちらからご覧いただけます。