DIMOS 創立30周年:お祝いする理由があります!
AGVおよび空港分野における将来性のある可能性
ペータースベルクの著名な機械メーカーDIMOSが創立30周年を迎えました。DIMOSは1993年、ハナ・シュッツ、アルフレッド・シュッツ、ディーター・モドレーによって設立されました。創業当初はガレージで組立作業やサービス業務を行っていましたが、それから30年の歳月を経て、同社は見事な成長を遂げてきました。いくつもの節目となる出来事を経験しながら、DIMOSは今もなお将来へのビジョンを持ち続けています。2025年9月23日には、社員と親しいパートナーたちとともに、30周年を盛大に祝いました。
1993年、ハンナ・シュッツ、アルフレッド・シュッツ、そしてディーター・モドレーの3名によって、DIMOSが設立されました。この機械メーカーの歴史は、創業者たちがガレージで組立作業やその他のサービス業務を行うところから始まりました。設立からわずか4週間余りで、同社は最初の機械の製造を受注しました。需要はその後も順調に拡大し、DIMOSは次第に機械製造メーカーとしての地位を確立していきました。こうした成長に伴い、事業の拡張が必要となり、当初はフルダ・コールハウス地区の工場を賃貸して稼働していましたが、2008年にはフルダ=ペータースベルク地区にある新たな自社敷地へと移転しました。そして2021年には第2の生産工場が完成。新たに拡張された生産能力とインフラ設備の整った環境により、DIMOSはAGV(無人搬送車)および重量物搬送分野において、より効率的な製造と強固な市場ポジショニングを実現しています。現在、DIMOSは7,000平方メートルの敷地にて、小ロット生産やニッチな特注ソリューションを世界中の顧客に提供しています。製品には、自動運転車両(AGV)だけでなく、特殊な搬送システムや構内で使用される重量物向け車両なども含まれます。さらに、DIMOSはイントラロジスティクス(構内物流)および航空貨物施設向けのシステムプロバイダーとしても重要な役割を担っています。
企業発展を支えてきた重要なマイルストーン
過去30年にわたり、DIMOSは市場での存在感を着実に拡大し、多くの販売パートナーや協力企業とのネットワークを築いてきました。製品ポートフォリオも時代とともに継続的に拡充されてきました。1990年代半ば以降、DIMOSは主力製品として電動多方向サイドローダーを提供しており、これは現在でも同社の中核を成す製品です。2000年には、空港分野への進出としてパレットムーバーを導入し、この分野での基盤を築きました。4年後の2004年には、特許取得済みの初代X-Way ムーバーを発表し、技術力をさらに示しました。2016年には、AGV(無人搬送車)および自動搬送システムの分野に本格参入し、半自動および全自動のソリューションを展開しました。コロナ禍という困難な市場環境にもかかわらず、DIMOSは近年、著しい成長を遂げました。さまざまな市場動向を精密に観察し、戦略的な製品開発を行った結果、新たな事業分野を開拓し、持続可能な成長に大きく貢献しています。その一例として、2022年にはアラブ首長国連邦・ドバイに現地法人を設立し、国際展開をさらに加速させました。現在、DIMOSは合計で105名の従業員を擁しています。また、2025年初頭には、企業にとって大きな節目となる経営体制の移行が行われました。創業者であるハナとアルフレッド・シュッツから、その子どもであるミシェル・ボールとパスカル・シュッツの兄妹が経営を引き継ぎました。DIMOSの現・代表取締役であるミシェル・ボールは次のように語っています:「私たちの目標は、両親が築き上げてきた豊富な経験を、新たなアイデアとビジョンで発展させていくことです。そして、30年前に始まったこの成功の伝統を、同じ情熱と受け継がれた価値観とともに未来へと継承していきます。」
未来への展望とこれまでの軌跡
DIMOSは、特にAGV(無人搬送車)および空港関連分野において、今後大きな成長の可能性があると見込んでいます。「今後も既存の製品ポートフォリオを継続的に進化させ、電動化をさらに強化していく方針です」と、DIMOSの代表取締役であるパスカル・シュッツは述べています。将来に向けた企業体制の強化を図るため、DIMOSは既存のパートナー企業との協力関係をさらに深めるとともに、新たなネットワークの構築にも注力しています。記念すべき30周年を祝うため、同社は従業員と親しいパートナーたちを招き、自社の生産拠点、すなわちDIMOSの“心臓部”にて盛大な記念式典を開催しました。「創業当初から在籍している社員もおり、彼らはDIMOSの成長のすべてを肌で感じながら歩んできました。こうした長年にわたる尽力と会社への忠誠心に、今回の式典では心からの感謝を伝えることができました」と、ミシェル・ボールとパスカル・シュッツの両代表取締役は語っています。
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